……通常通り書くと、「ああ、あの常連の変態妄想作家か」と鼻で笑われて信用してもらえませんので、あえてペンネームを変え、妄想ではなく現実だったと表現します。元作者が誰かはっきり推測できるハンドルネームにしたので、管理人さんのご寛容をいただければと。ちなみに葛西彩世ちゃんと結城萌美ちゃんが登場する作品は現在執筆中です。ちょっと長くなりそうなので今しばらくお待ちください。同時にママ活系の作品も執筆しております_(._.)_
今回は、作者が遭遇した一期一会の保養を。エロ目線ですががちのエロはありません。
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所用があったので朝早く、ビジネスパーソン並みのバスに乗った。
最後部の一列席に座って窓に頭をもたせかけていると間もなく、二、三番目先のバス停で妄想小説のキャラにできそうな女子高校生が乗ってきた。
(なぜ運動着?)
不思議に思ったけれど、直近の女子高の年間行事予定表を思い出して合点がいった。体育祭なのだ。セーラー服で登校して着替えるより運動着で登校したほうが賢い。
背中の真ん中辺りまで伸びた髪をツインテールに結ったその妹系の女子高校生は、座れそうな席を捜しつつ、結局、おれの隣に座った。二人掛けのおばさんの隣が空いていたのにおれのほうを選んだのはイケメンだから? ――なんて自惚れて自分を慰める(泣)
バッグを膝に抱えてスマホを弄っていた彼女は、やがて睡魔に襲われて舟を漕ぎはじめた。半袖の運動着の左胸には『佐藤優花』という刺繍がある(仮名)
何より栄養たっぷりに成長したその胸! 推定DカップかEカップで、バッグを抱え直すたびに盛り上がり(谷間)のシルエットが浮かんだ。ただツインテールが胸に垂れかかって邪魔をするので、髪を背中に払い流してもらえない限り、ふくらみや透けブラをチラ見することができないのが残念だった(胸に垂れかかる髪もそれはそれでフェティッシュで好きですが)
すうっと沈み込むように頭を下げて仮眠する彼女。やがてバッグを抱え直すことも忘れて無防備になった。
(揉まれたことあんのかな? どんな感触なんだろ? 家庭教師になってパイズリ育成したい)
などと妄想をふくらませていると、バスがカーブを曲がり、物理法則に従った彼女がごつんとおれにぶつかった。
「あ……すいません」
すぐに目を覚まして謝った彼女。シャンプーなのかデオドラントなのかいい匂いがした。
「全然、大丈夫」
おれは言って平生を装った。三流のドラマならこれがきっかけで恋が始まるのだろうが、現実はそうはいかない。彼女はまた居眠りをし始めた。勉強やら部活動やらで寝不足なんだろう。おれにも経験があるので微笑ましかった。寝顔が可愛いのだ。
それから彼女がおれに寄りかかってくることもなく終点に近づいたけれど、何度かのチラ見でピンク色のブラジャーを身に着けていることがわかった。透けブラなんか気にしない世代なんだろうか?
終点ひとつ手前のバス停で彼女が降りていった。真っ白な運動着から透けて見えたのは普通より太めのホックだった。
(Eカップだったか)
正解は知らない。けれど間違いなく、体育祭の競技では乳揺れを見せるんだろう。
――ほっこりしてちょっと幸せを感じた出逢いでした。
(END)